カップボード周りのデザイン

一条工務店のハグミーファムにはパントリーも納戸もありません。キッチン周りの収納はカップボードと冷蔵庫だけが頼りです。収納が少ない分、配置と色使いの工夫で見た目と機能を両立させる必要があります。

一条工務店のハグミーファムでは、カップボードもオリジナルのラシックシリーズから選ぶしかありません。ただこのことは、キッチン周りのイメージをザックリと掴むには、むしろ良いことだと思います。我が家では、メインのカップボードとそのデザインを中心にして、これまでの実家暮らしでの経験を交えて検討しました。

最終的には、DIYの自在棚と組み合わせることでデッドスペースのない、ラシックシリーズのイメージを壊さないキッチン周りを実現できたと思います。この記事では、その全体像とデザイン上の考え方を紹介します。

カップボード&自在棚。家電収納はどうする。

グミーファムのキッチン収納の前提

ハグミーファムは規格住宅のため、間取りの変更はできません。キッチン周りに確保できるスペースは、カップボードと冷蔵庫が並ぶ壁面だけです。

我が家の間取りプランでは図のような配置となっています。

一方でカップボードはオプション品のため、選び方・配置の仕方には裁量があります。我が家はこの裁量を最大限に活かすことにしました。

  • 予算に制限がある
  • キッチン周りに収納が必要
  • キッズカウンターはブックシェルフが無いタイプ
  • 収納家具での対応は避けたい
  • 機能優先でシンプルなデザインが好み

このような方には参考になるかと思います。

カップボードの選択

ラシックシリーズから幅1800mmのカップボード(SC23-B404)を選択しました。画像の真ん中のモデルになります。家電収納オプション(約20万円)は見送り、その分をDIYと位置調整で補う方針です。

カップボードの扉の色は白。この選択がその後のDIY材料選びを大きく楽にしました。ホームセンターで手に入る白系の化粧板や米びつであれば、メーカーを問わず自然に馴染みます。なお、天板の色は白で、選択の余地はありません。

キッチン周りの全景と配置の考え方

配置で意識したのは、「何を置くのか」です。私たちの暮らしている中で必須と思われるものを選びました。

  • 炊飯器
  • 電子レンジ
  • 米びつ 30kg収納タイプ
  • 電気ケトル
  • 本が置けるスペース
  • ゴミ箱

こんなところでしょうか。空間を確保するためトースターや電気調理器なども想定しておきました。

次に「収納スペースの分け方」です。

特にゴミ箱をどう配置するかという所です。形状から考えると、上から投入するゴミ箱と重量物のである米びつは、床面への配置になり、その結果、オプションの家電収納にあるような、下が空いた空間に置くことになります。そうすると、ゴミ箱と米びつが隣り合わせになってしまいます。

それらを分離して設置すると、その上の空間がデッドスペースになってしまいます。広くないキッチンでは高さ方向を利用する必要があります。

そして使用頻度も考える必要があります。

頻度は ゴミ箱 > カップボード > 冷蔵庫 > 電子レンジ > 米びつ > 本棚

冷蔵庫はリビング側からのアプローチも多いので、間取りプランのイラストでも通路側に配置されています。ゴミ箱や電子レンジもできれば通路側に置いた方が便利です。

引き渡し時の写真です。カップボードはキッズカンターに隠れてしまってますが、吊戸棚と同じライン下にあります。カップボード右側にが隙間を作っています。

この隙間はメインのカップボードを側壁から離して設置する形であえて作ったものです。米びつは使用する頻度は低く、使用者の動線も限定されるので、奥まったところでも良いのです。計画時にCADを使って検討したものです。こんな感じです。

・家電類もおおよそ候補をリストアップ

・窓、建具類も他の人のブログや、図面から採寸

・コンセント位置もこの時決めています

ほとんどの場合は寸法は 縦×横×高さ の情報しかありませんので、「電子レンジ」とか「冷蔵庫」とか「ゴミ箱」とか、パッと見て分かるようにしています。自分も考えを整理できるし、妻にも説明しやすかったです。

白いので分かりにくいですが、吊り戸棚の右側の化粧板を外して、自在棚の側面の板を取り付けています。その下端はカップボートの天板に預けています。

米びつも幅が狭いものを選んでいます。

それらを配置して、最終的な配置はが下の図で、左から家電収納スペース冷蔵庫・カップボード(幅1800mm)・米びつ収納スペース(上の空間は自在棚)の順に並んでいます。

シミュレーションするために、マイホームデザイナも少し使いましたが、寸法を追い込む必要が有ったのでフリーソフトのJWCADを使いました。

① 白で統一する
カップボード・自在棚の棚板・米びつをすべて白系で統一しています。異なるメーカーの製品でも色を合わせるだけで一体感が出ます。

② デッドスペースをゼロにする
カップボード右端と壁の間に260mmの隙間を意図的に設けています。ここが米びつと折り畳みステップの収納スペースになっています。

③ 床暖の範囲を設計段階で指定する
カップボードの両側の何もない足元は床暖なしにすればよかった、というのが唯一の後悔です。実際に床暖が入っているかどうかも分かりません。食品やゴミ箱を置く場所を暖めてもメリットはありません。むしろデメリットですから、計画時に床暖の範囲を積極的に指示することをお勧めします。

カウンターの使い方

カップボードのカウンター上は仮置きスペースとして使っています。買い物から帰ったらここに一時置きし、冷蔵庫や引き出しに振り分ける流れです。

コンセントも設置しましたが、現状ほぼ使っていません。家電を置く予定がある場合は有効ですが、必須ではありませんでした。

写真では物を移動していますが、普段はもう少し物が乗っています。

全体を振り返って

規格住宅であるハグミーファムでも、カップボードの位置・色・周辺のDIYの3点を設計段階から意識するだけで、すっきりした見た目と十分な機能を両立できます。「標準のままでは収納が足りない」と感じている方の参考になれば幸いです

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