パントリー代わりのプチスペース

「ハグミーファムにはパントリーがない。大量のお米はどこに置く?」これは入居前から悩んでいた問題でした。

我が家はお米を30kgの袋で入手します。それを一度に米びつに入れて使うスタイルです。米びつ自体も大きいです。

候補を一つひとつ検討した結果、カップボードの設置位置を壁から離すことで収納スペースを作れることがわかりました。合わせて料理本の定位置も確保。この記事ではその具体的な方法を紹介します。

候補を検討した

カップボードのカウンターや引き出し:30kgは重量的に無理。引き出しに入るサイズでもない。

ゴミ箱と並べる:衛生面の印象が気になり抵抗があります。

シューズクローク:玄関土間に降りる必要があり、毎日の炊飯には少し遠いです。

冷蔵庫横のスキマ:スキマ収納を検討したが、炊飯器や電子レンジとの動線を妨げる位置になってしまう。お米を取りに行くという動作は、そこまでの頻度はありません。

結果として、カップボード右端と壁の間に意図的なスペースを設けるという方法に行き着きました。

カップボードを260mmずらした

カップボードの配置と自在棚のための壁下地

図中のSC23-B404が幅1800mmのカップボードです。通常は壁に寄せて設置しますが、設計士との打ち合わせ前にこの案を決め、右端を壁から260mmあけて設置してもらいました。

写真の写真の自在棚は、DIYで取り付けたものです。注意点などもあります。

今、実測すると天板面で壁面からの距離は260mmでこちらの指定通りとなっています。

図面上は壁芯からの距離で記載されているため、340mmになっています。

必要な寸法は営業さんまたは設計士さんに目的を伝えて確認することをお勧めします。

あまりにピッタリに作ると、収納できる米びつも決まってしまいますので若干大き目に作っています。その空いた隙間に折り畳みのステップを収納しています。

また狭すぎると自在棚のレールのねじを止めれるような隙間が必要です。具体的には電動ドライバーの長さ分が無いと、後付け作業が困難です。

設置してみると見た目の不自然さはほぼなく、むしろカップボードの右端が壁から少し離れているだけで、意図してスペースを設けたようには見えません。間隔が狭い分、それが本であってもの重量はそれほどにはなりませんから、側板の厚みも薄くできています。

料理本の定位置

キッズカウンターにブックシェルフが無いことも有り、米びつスペースの上部は書棚として使っています。妻の料理本を数冊立てており、キッチンに立ちながら手が届く位置に本が置けるのは予想以上に便利です。

使わない書籍を整理して、植栽や気の利いた小物を置くと、生活感は減らせます。

DIYでの転換ポイントと注意点

一見簡単そうに見える棚ですが、着手までには時間がかかりました。その理由は、

・強度と省スペースの両立

・DIYでの不確実の回避と費用のバランス

具体的な要求条件は

・本を置くには立てかける壁面が必要。

・本は比較的重量があり背面レール方式では負担できない。

・左(カップボード)側には安定した壁が必要

・外壁に面するところに下地補強が無い

この時点で、左右両側で支持するタイプの棚柱を使うイメージはできたのですが、カップボード側の側板をどうするか決めきれませんでした。棚板を真っすぐ立てて、固定することが出来れば問題はありません。カップボートに両面テープで止めようかとも思ったのですが、カップボートと吊戸棚の側面が一致しません。吊戸棚の側面にほんの少し隙間が空くようです。何か詰め物をしてビス止めか強力な両面テープで止めるか?なんせ新築なので、できればカップボードには傷をつけたくないです。

転換ポイント

そもそも、吊戸棚はどのように取り付けてあるのかを見て参考にしようと思ったんです。そして、その時見つけたんです。吊戸棚の内側に隠れているビスが。それは、吊戸棚の側面の10mmほどの厚みの化粧板を取り付けるためでした。

この化粧板を外すことで、その穴を利用して自在棚の側板を固定できそうです。カップボードの天板の上に側板を置くスペースもできます。これまでの課題がすべて解決しました。

・縦方向の荷重は、カップボードの天板で受けることが出来る。

・横方向の振れは吊戸棚にビスで固定できる。吊戸棚側に寄りかかる方なので安定。

当初の計画が図の左側(検討:A)です

右側(検討:B)は今回検討してたどりついた形状です。
壁側には下地補強は無かったのですが、壁内の構造体が存在する位置に棚柱を固定することにしました。

A,Bの違い分かりますでしょうか。

青い矢印が棚板を示します。

A:側板は床から長いものを2枚設置。

B:棚板は吊戸棚に添わせた1枚だけ。

B形状とすることで、本棚として利用できる幅も18 mm×2 広くなりました。

取り外した化粧板です。

吊戸棚の内側から4つのビスで留められていたものです。

余談ですが、ほんの少し高級なタンスなども躯体はそれなりの材料で、引き出す面だけにこのような化粧板を組み合わせることで、テイストを変えています。

コストをや生産性無視できない高級感なんて、こんなもんです。

これはもう使いません。

使用した材料の紹介

今回紹介した材料を紹介します

棚板と側板:コメリメラミン化粧板(白) 1,800×400×18mm

吊戸棚の奥行きに合わせて400mmにしています。なおカップボードの奥行きは450mmです。

棚板はコメリのカットサービス(50円/1カット)を利用して切り出しました。

後にも触れますが、側板には棚柱を短いビスで固定するので、硬い材料や詰まった構造の物を選んだ方が良いです。棚板はスパンが短いし、取り買えも容易ですから、タワミが出たら交換でも良いと思います。

棚柱:㈱清水(ARTIST)ステンレス棚柱1,200mm 白塗装 × 4本
白なので、錆びれば目立ちます。キッチン周りは調味料などが塩分を含んでいるのでステンレスを選びました。調味料が触れることは無いですが。

棚受:㈱清水(ARTIST)L型 SA-TBR20W 白塗装 × 3袋

DIYでの注意ポイント

ステップ1:壁下地の位置を確認する
棚のレールは壁の下地(柱または間柱)にビスを打って固定します。石膏ボードだけでは強度が取れないため、下地センサーなどで位置を確認してからマーキングします。これが最も重要な工程です。

ステップ2:レールを仮止めして高さを決める
棚板の高さは後から変更できますが、レールの位置は固定です。実際に使うものを並べながら高さをイメージしてから本固定します。

やり直すなら変えること

棚板の材質をヒノキ以外にする
今回使用した化粧板がヒノキ材でした。見た目は問題ありませんが、柔らかい木材のためレールを固定するビスの食いつきが弱く、重いものを載せると不安が残ります。次回は針葉樹合板や硬めの広葉樹系の化粧板を選びます。

棚板の小細工にはスキルが必要
棚柱をかわすためにのこぎりで切り出しました。これは省略して、棚柱高さ×2の幅だけ短く切って貰っても良かったです。

スキルがあれば問題は無いのですが、メラミンの面が硬く割れやすいです。目の細かいのこぎりとノミで切り欠いても、うまくいきませんでした。内部がヒノキなので加工時に荷重を受ける大事な部分が砕けたりもします。ルーターなどの木工用具の使い方のスキルアップをするか、棚の両側に隙間ができたとしても、真っすぐにカットしたほうが良いでしょう。

棚受けの数量を確認する
棚受けは一袋で4つ入っていました。それ知らずい8つ(4つ/1段×3段)注文したので多すぎました。後日押し入れにもプリンタなどを収納する棚を付けたので、そちらで使いました。

まとめ

カップボードの設置位置を260mm調整するだけで、パントリーなしでも米びつ・ステップ・料理本の定位置を確保できました。規格住宅なので、良くも悪くも自分で決めることが出来る部分は少ないです。

屋内の検討の内、半分は、このカップボード周りの検討に費やした気がします。注文住宅や造作家具なら、あまりなくスペースを使うことが出来ますが、規格住宅とオリジナルカップボードでは、あまりが出る場合があります。その余りを収納家具で賄うのも良いですが、今回のようにDIYしても面白いと思います。

その空走期間がパートナーの理解を得れるか?ということも有りますので、一時的に収納家具を購入したり、と無駄やロスがゼロにはできません。

つかったりでも応用しやすい工夫です。設計士との打ち合わせ前に決めておくことが唯一の条件です。

コメント