「6畳用エアコン」と一口に言っても、機種によって性能は大きく異なります。我が家では同じ6畳用を2台使い比べた結果、冬の快適さ・電気代・使い勝手のすべてに差が出ました。この記事では、高断熱の小さな平屋に最適なエアコンの選び方を、実際のデータと使用感をもとに解説します。
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同じ「6畳用」でも、サイズも重量も別物
後付けで導入した日立しろくまくんは、室内機・室外機ともに新築時のパナソニック製より一回り大きく重いです。

高い性能を実現するには、それだけの材料と空間が必要です。コンパクトにまとめるには限界があります。
北陸の冬に効く「低温暖房能力」
能力比較で特に注目すべきは低温暖房能力です。外気温が低いほどエアコンの暖房効率は落ちますが、その落ち幅がモデルによって大きく違います。

我が家の2台では低温暖房能力が2.8kWと4.5kWと1.6倍の差があります。この差が「寒いときに素早く温まるかどうか」に直結します。床暖房でベースの室温を維持しつつ、寒さを感じたときにエアコンを補助的に使うスタイルでは、この立ち上がり能力の差がダイレクトに効きます。
なお、今回比較した上位モデルは「ズバ暖」「スゴ暖」のような寒冷地特化型ではありません。氷点下が日常的に続く地域では、さらに暖房強化型を検討する価値があります。
エアコン代がかかるのは夏
しろくまくんのアプリで消費電力量を確認できます。現時点のデータです。
年間:約800kWh、約25,000円

意外に思われるかもしれませんが、エアコン単体の消費電力は冬より夏の方が大きいです。猫がいるため夏は日中不在時もエアコンをつけっぱなしにしており、7・8月は月6,000円・180kWh前後を消費しています。それでも日中は太陽光発電と蓄電池で賄われるため、買電は月100kWh程度に抑えられています。
冬は、床暖でベースの室温を維持して、寒いと感じたときに、エアコンを付けるので、使用量が抑えられています。我慢することなく、快適性を得られ、それに対する満足感はとても高いです。RAYエアコンをキャンセルしてまで採用する理由はこの点にあります。
省エネ性能で元は取れるか
上位モデルと下位モデルのCOP(消費電力に対する熱交換効率)の差を、カタログの年間消費電力比率をもとに試算しました。
カタログでは年間717kWhを想定していますが、まだ、6月、1か月分のデータは無いので 仮に1000kWh/年としています。
また、カタログスペックでは27円/kWhですが、実情は33.6円/kWhでした。これは「しろくまくんアプリ」の、時間帯別に単価設定をもとに算出しています。

結果、1年あたり約7,000円の電気代の差になります。ただし日中は太陽光発電から供給されるため、実際の金銭差はもう少し小さくなります。本体価格差を省エネ効果だけで回収しようとすると15年近くかかる計算で、コスト回収だけを目的とするなら割に合いません。
ただし、快適性と利便性の向上を含めれば、損とも言い切れません。ハグミーファム平屋27坪では、16畳のリビングに6畳用エアコンで十分まかなえます。その分上位モデルを選んで快適性と省エネ性能を底上げするのは合理的な考え方です。
快適性の違い:風と湿度
再熱除湿機能については、正直なところ湿度が思ったほど下がらず、現時点では効果が判然としません。一方で、人感センサーによる風量・気流のコントロールは体感として明確に違います。自動モードでリビングにいると、涼しさが自然に感じられます。
平屋では2階建てのように冷気が自然に循環しないため、エアコンのある部屋とない部屋で温度差が生じやすいです。就寝時はリビングに人がいないため、エアコンが能力を絞ります。そのためスマホから温度指定の冷房モードに切り替えられるWi-Fi対応は実用上かなり便利です。
冷やしすぎを防いで「涼しさ」を感じるには、サーキュレーターや小型扇風機を組み合わせると効果的です。
まとめ:ハグミーファムへのエアコン推奨構成
実際に使い比べて導き出した、ハグミーファム平屋向けのエアコン構成案です。
新築時(一条オプション)
リビングに6畳用の上位モデル(再熱除湿・人感センサー・Wi-Fi対応)を設置。高断熱住宅では6畳用でリビング全体をまかなえるため、その分を性能に振り向けます。
入居後・追加設置
寝室など個室には、シンプルなスタンダードモデルを必要に応じて追加。子供の成長や家族構成の変化に合わせて後から足していく方針が現実的です。
振り返ると、リビングに最初から上位モデルのダイキン製を選んでいても良かったと思うことも有ります。新築時の選択が後々の快適さを左右することを、2台の使い比べで実感しました。


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