ハグミーは一条工務店の商品ランナップにはない、2023年から登場した期間&棟数限定モデル。
その中にもさらに3種類のハグミーがあるので、今回はHUGme fumについての説明をしていきたいと思います。
ハグミーには3種類あります
ハグミーには
・HUGme fam北海道仕様
・HUGme
・そして私が選んだ仕様は、HUGme fam(寒冷地仕様)
これらの仕様はすべての地域で選べることは無いようですが、うちの営業さん、最終の見積の時にハグミーファムでは無くて、ハグミーの見積で出てきましたので、地域区分5の私の地域でもハグミーも選択できるのかもしれません。
余談ですが、その時、支払い総額が2500万を切っていたので、安いと思ったんですよ。それで良く見たらハグミーの方でした。付帯費用やオプション金額は一切変わりませんが、本体価格で108万円ほど違っていました。興味がある方は27坪で割ってみてください。結構な差額ですね。
ハグミーシリーズ
ここでは、2023年9月時点でのハグミーファムの断熱仕様でお話します。他のハグミーに関しては十分な情報がないので、ここでは触れないことにしますが、違いは断熱性能と、たぶん水道や雨どいの凍結防止などではないかと思います。デジタルプラン100を見ても間取りや内外装のグレードや設備についての違いはないのではないかと。一条工務店に限ったことではないと思いますが、昨今の物価高や建築材料の問題などもあって、仕様変更も時折あるようです。
当時の一条工務店も値上げの真っ最中で、2023年に入って坪単価2万円上がって、確か営業さんには、近いうちに価格改定があるから、「今月中に仮契約した方が得ですよ」と言われた記憶があります。・・・とはいえ、当時のチラシも今のネット上の価格も1630万円~となっているので、・・・
それはおいといて・・・、その時に仕様確定した内容です。
ハグミーファムの断熱仕様
一条工務店のgran-smartやi–smartシリーズでは壁の断熱はウレタンフォーム系の140mm+50mmのダブル断熱ですが、ハグミーシリーズではEPSの140mmのシングル構造です。
同じ厚さの断熱性能で見ると ウレタンフォーム > EPS なので断熱材料単体の性能としても一条工務店の性能特化型のシリーズから見れば、相当な違いがあることが分かります。
・・・が、調べてみるとEPSって、要は建材として認められた発泡スチロールなんだそうです。実際は、トロ箱などで使っている発泡スチロールよりも、ザラザラしていますし、灰色なので触った感じも違いますがそれでも140mm。まあまあ厚みありますよ。

床 | 高性能ウレタンフォーム | 89mm |
壁 | EPS(JIS1号相当) | 140mm |
天井 | EPS(JIS1号相当) | 235mm |
それで、構造体も2×4(ツーバイフォー)では無くて2×6(ツーバイシックス)、この辺りが巷でハグミーの断熱が89mmと言われるのと違う点です。ハグミーの材質は分かりません。(つまり硬質ウレタンやEPS材では、2×6や2×4材料の幅にピッタリ合った厚みの板を隙間なく入れ込むんですね。)
また、床に関しては89mmの断熱材料で、こちらは材質は同じウレタンフォーム(吹付でなく板状の芋ものがはめ込まれてます)ながら上位モデルの140mmからダウン。

材料名 | 熱伝導率(W/m・K) |
木材(一般的な乾燥木材) | 約 0.12〜0.16 |
硬質ウレタンフォーム | 約 0.020〜0.024 |
EPS(発泡ポリスチレン) | 約 0.034〜0.038 |
参考まで、材質による熱伝導率の違いです。木とEPSでは3~5倍は違うし、EPSとウレタン系でも1.5倍くらい違います。屋根部は断トツで分厚く、上位モデルと同じ厚みですが、こちらは材料で違いが見られます。
まとめ
今回は改めてハグミーファムの断熱材料について説明のために見返してみましたが、一条工務店の上位モデルのスキのない断熱構造のすさまじさを強調したような形になってしまいました。
なお一条工務店による我が家の「省エネ基準への適合性に関する説明書」によると
断熱等性能等級 | 6 |
一次エネルギー消費量等級 | 6 |
ということでした。それで実際の冬の寒さはどうだったのかは、また別の機会に。
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