C値と呼ばれる、住宅の室内と外側の空気の漏れ具合というか隙間の大きさを示す値を実測しています。この値が大きい住宅は隙間が多いので、暖房や冷房をしても空気が逃げてしまいます。
こちらの値も住宅の性能を示す数値として近年注目されています。一条工務店ではこの値の上限を0.7としているようです。一条工務店で家を建てる人はこの気密測定は、支払う対価の一つとしても大きなイベントではないかと思います。
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わが家のC値

・・0.4 cm2/m2 良い数値が出ました。3回計測するのですが3回とも0.4という値なので、特に追加の気密の追加作業もなかったのでしょう。ひと安心です。この計測も、住宅の躯体が出来上がってから、早い段階で計測していますので、主に、外壁の構造体で止めていると思われます。
壁の設置の時には、壁の接地面にすでに張り付けてあるスポンジ状のパッキン(見た目が心許ない・・)に追加して、パネル同士の接着剤と気密を保つためのシーリング材が塗布されます。これはその時に初めて知りました。スポンジ状のパッキンは贔屓目に見ても、数年で劣化しそう。劣化しなくて重い壁に挟まれたら、弾力も何もなくなると心配だったのですが、コーキングのようなものを塗っていたので、施工監督の人に聞いたところ、そのような事でした。
一条工務店の建て方(上棟や棟上げ、建前などともいうのでしょうか。一条ではこのように言ってます)がとにかく早い、平屋でしたので、ものの2時間ほどで東西南北の4面は出来上がりました。
そん時にコーキング材を塗るので、もう、サーーッと。。コーキングのノズルも3本か4本の筋状に塗布する良いのですが、施主としては、「もう少し・・丁寧に・・そんなに急がなくてもいいから・・」というのをこらえてみてました。汗流してやってるのでね。それと、監督曰く、この建て方チームは「仕事、早いですよ」ということでしたので、もう、お任せです。
C値を理解してみた。

延床面積81m2 × C値 0.4 cm2/m2 = 総隙間 32cm2
全部の隙間の32cm2なので、直径7cmほどの丸の面積ほど。小さめのマグカップくらいですね。さらに気密測定の結果(レシートみたいな感じ)を見ると、差圧50Paで 171m3/hの流量・・・とのこと。
一般的に考えてもキリがないので、これはもう「ヨカッタ」と理解しました。
まとめ
だから何だ。というところでまとめです。
・季節を問わず、隙間風を感じることはありません。
・玄関扉を開けても寒くならないし、風が吹き抜けることもありません。
・息苦しいとか、こもっている感じもありません。
・気密がしっかりしている分、差圧吸気口から、外気を吸い込むので設置位置に要注意。
以上
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